今回は社長の懐事情と銀行融資の関係について取り上げてみます。
銀行は社長の懐事情を見ている
銀行は社長の懐事情を加味して融資をすることがあります。
つまり、社長の個人資産も含めて、融資をするか検討するのです。
イメージ的には、会社の貸借対象表に社長のプラスの財産とマイナスの財産を合計して、その会社に融資をするか検討をする、そんなイメージです。
したがって、社長の個人資産が多ければそれだけ有利に働きます。
また、社長に対する役員報酬から生活費を引いた金額の手残りがあれば、その金額も返済余力としてみてくれることもあります。
たとえば、社長の年間の役員報酬の手取りが1,000万だったとして、社長の年間の生活費が800万だったとします。
そうすると200万が余るわけですが、この金額を会社の利益としてカウントするのです。
役員報酬の手取りから生活費を引いた金額が多ければ多いほど会社の評価は高くなるわけです。
なお、このような考え方をするのは、会社と社長が一心同体の関係の場合に限ります。
そのため、株式を持っていない雇われ社長の会社はこのように見てもらえないこともあります。
社長の個人資産の開示も検討しよう
これまで見てきたように社長の個人資産の開示は銀行からの評価でプラスに働くことがあります。
個人資産や生活費等を開示することに抵抗がある社長もいらっしゃるかもしれませんが、時にはそれが銀行融資で有利に働くことは覚えておきましょう。
また、自分から積極的に公表しなくても、銀行の担当者がそれらしいことを聞いてくることもあると思います。
そういう時は、銀行も融資をする際の判断材料として聞いていると考えて対応するようにしましょう。
まとめ
社長の懐事情は銀行から融資を受ける際にプラスに見てもらえることがあります。
相応の財産があるようなら銀行にそれらを開示して、より条件のいい融資を引き出すことも検討してみましょう。
■編集後記
昨日は家族で青葉台公園に行ってきました。
公園には小さい子供が遊ぶ用の囲われたスペースがあって息子はそこで遊びました。
乗り物のおもちゃがたくさんあってずいぶんと楽しかったようです。
■一日一新
息子と一緒に青葉台公園