「賞与は出したいけれど、資金繰りがちょっと厳しい…」
「夏の売上が落ち込む時期と重なって、お金が足りないかも…」
「いつもの融資とは別に融資の実績を作りたい」
そういったときに検討したいのが賞与資金としての融資です。
融資というと「運転資金や設備投資のときだけ」と考える方も多いですが、実は賞与や納税など一時的な資金需要にも、融資は活用できます。
今回は賞与資金のための融資について取り上げてみようと思います。
賞与資金とは
賞与資金とはその言葉通り賞与を払うための資金です。
賞与を夏と冬の年2回払うケースなら返済期間は半年になります。
したがって賞与資金で融資を受ければ、賞与を払うことによるお金の支出を半年にならすことが可能です。
毎年賞与を払った後は資金繰りが厳しいことが続いているなら、一度賞与資金で融資を受けることを検討してみましょう。
賞与資金は借りやすい
賞与資金の融資は、通常の運転資金の融資と比べて次のような特徴があります。
- 資金使途が明確
- 返済期間が短い
- 借入額が適正になりやすい
- 賞与を払えるくらい業績が好調という見方ができる
これらの特徴は銀行からすると貸しやすい融資の特徴といえます。
また、銀行としては貸しやすいという点に着目して、プロパー融資の実績づくりとしても活用できるといった考え方もあります。
なお、申し込みをする際には賞与の支給予定額を一覧にした資料を作成して銀行に提出をします。
銀行は支給する賞与の金額を目安に融資額を決定しますのでこれは必須の資料になります。
それと、賞与の金額が増加傾向にあるなら、その妥当性を説明するための資料として過去3~5年くらいの売上、利益、賞与の金額をまとめた資料も提出できるといいです。
まとめ
賞与を払うと資金繰りが厳しくなりがちという場合は賞与資金として融資を受けることを検討してみましょう。
資金繰りを安定させることはもとより、比較的借りやすい融資のため融資の実績づくりとしても活用ができます。
■編集後記
昨日は家族で鉄道博物館へ。
少し子供向けエリアで息子を遊ばせた後は、早めにランチを食べて、その後軽く館内を一周して13時過ぎには帰りました。
好きな人にはたまらないんだろうなとか、子供と遊びに行くのにボリューム的にもちょうどいいなと思いました。
もう少し息子が大きくなればいろいろ体験コーナーも利用できるのでまた行きたいなと思います。
■一日一新
鉄道博物館