売上や利益も大事ですが、決算書はとりあえず現預金から確認しましょう。
決算書で一番大事なのは現預金
決算書はいろいろな数字が並びます。
売上、利益、借入金、減価償却費…。
一般的には利益計算をしている損益計算書の方が分かりやすいですし、とりあえず「売上が増えた(減った)」とか「利益がこれだけ残った」と決算書を読んでいる方も少なくないように思います。
ただ、会社にとって大事なのはなんといってもお金です。
お金がなければ経営は成り立ちませんからね。
そしてそのお金は決算書では貸借対照表の「現金及び預金」として記載されています。
この「現金及び預金」をとりあえず確認して欲しいなと思います。
決算書では「現金及び預金」も他の売掛金や前払費用といった科目と同列に表示されていますので、なんとなくサラっと流しがちですが、「現預金が大事!」と頭に入れて決算書を読むようにしましょう。
月商の3倍の現預金を目指そう
決算書の現預金を見るときに、ただ「これだけあるんだ」と見るのではなく、その金額が月商の何倍あるかを確認しましょう。
そこで理想的な現預金の目安って、どのくらいでしょうか?
わたしはよく、「月商の3倍」を一つの目安にしましょうとお伝えしています。
たとえば月商500万(年商で6,000万)の会社なら、1,500万の現預金をキープできる状態が理想です。
その理由は、月商の3倍のお金があれば次のような実感や効果が出てくるからです。
- 日々の資金繰りに悩むことが少なくなる
- 設備投資や新しいチャレンジに踏み出しやすくなる
- 融資で有利になる
自分の会社の決算書を見てみて、もし現預金が月商の1倍かそれ以下ならまずは月商の1.5倍程度の現預金を目指しましょう。
そして最終的には月商の3倍の現預金を目指しましょう。
なお、現預金を増やす方法は会社によって様々です。
基本的には利益を増やす、会社の資産を売却する、融資を受けるといったことが考えられますが、今の手持ちの手札でどういったことができるか考えてみましょう。
まとめ
決算書でまず見るべきは現預金です。
売上や利益よりも大事なのは結局はお金です。
目標は月商の3倍のお金をキープすることです。
すぐすぐ月商の3倍のお金が貯まることはないと思いますが、少しずつその目標を目指していきましょう。
■編集後記
昨日は午前中に映画を見て、少しカフェでブログを書いて帰宅したらリビングに愛犬のウ〇チが落ちていました。
「ただいま~」とリビングに入ったら「アレ、ウ〇チ落ちている…」という感じでした。
一昨日の晩御飯が焼肉だったので、少しお裾分けしたのですが、たぶんそれでお腹を壊してしまったようです。
そのあとは掃除をしたり、愛犬の散歩(やっぱりお腹の調子が悪いと主張)でバタバタしていました。
とりあえず今日はだいぶ落ち着いているようでホッとしていますが、気を付けないといけないなと思っています。
焼肉だとかステーキは愛犬も喜ぶし、美味しいものをなるべく食べてもらいたいんですけどね。
■一日一新
ババンババンバンバンパイア 映画