領収証の整理をしていると、たまに5万円以上の支払いの領収証で印紙が貼られていないと気付くことがあります。
この印紙が貼られていない領収証、印紙が貼れていないなら領収証を貰った側で印紙を貼る必要があるのでしょうか。
印紙を貼るのは誰の義務?
領収証に印紙を貼るのは、領収証を発行した側、つまりお店の責任です。
印紙税法では領収証を発行した人に納付義務があると定められているためです。
お店が代金を受け取って、その証明のために領収証を発行した、ゆえにお店側に印紙を貼る義務が生じると整理できます。
したがって、領収証を貰ったあとに印紙が貼らていないことに気付いても、そのまま放置で問題ありません。
よっぽど相手が懇意にしているお店だったりすれば、こっそり印紙の貼り忘れについてアドバイスのようなものをするのは考えられますが。
なお、そもそも貰った領収証について印紙が貼られているかどうかを確認する必要はありません。
先述したように印紙を貼るのはお店側の義務であり、印紙が貼られていないからといってこちらの経費にならないということもないからです。
たまに税務調査で調査官が領収証の印紙を確認している理由
たまに、印紙が貼られていない領収証があると税務調査で指摘されるかもと考える方もいらっしゃるようです。
この点、たしかに、税務調査で経費の領収証について印紙が貼られているか確認しているような印象を受けることはたまにあります。
しかし、これはあくまで、領収証を貼っていないお店を調べているだけで、言ってみれば情報収集をしているだけに過ぎません。
仮に調査官が印紙の貼られていない領収証を見つけても、それで指摘を受ける可能性があるのはその領収証を発行したお店になります。
領収証を貰った側が指摘を受けることはないので心配しなくて大丈夫です。
まとめ
領収証に関しては、印紙を貼る義務は領収証を発行した側にあります。
したがって受け取った領収証に関して、あとから印紙が貼られていないと気付いても、こちらで印紙を貼るといった対処は不要です。
また、税務調査で貰った領収証について印紙の貼り忘れを探している素振りを目にすることもありますが、それはあくまで印紙を普段から貼っていないお店を探しているだけです。
印紙が貼られていない経費の領収証があったとしてもこちらが不利益を生じることはまずないかなと思います。
■編集後記
最近息子が言葉をいろいろと覚え始めています。
「どうぞ」と何かを渡してくれたりしますが、それがまた可愛らしいです。
また、「アンパンマン」もたどたどしいですが言えるようになりました。
急に話せる言葉が増えて関心しています。
■一日一新
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