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相続税を納めるときの注意点

相続

相続税の申告や納付は、人生でそう何度も経験することではありません。
今回は、相続税を納めるときに「とりあえずここだけは注意しておきたい」というポイントを整理してみようと思います。

基本は申告期限までに一括で納付する

相続税は、申告期限(相続開始から10ヵ月以内)までに金銭で一括納付するのが原則です。

納付の方法としては、銀行や税務署に納付書を持っていき納めるのが基本です。

一応、クレジットカードでの納付や口座引き落としでの納付方法もありますが、手数料や手間を考えるとそれらを選択することは少ないかなという印象です。

そしてもし、一括で納めるのが難しい場合は、延納(分割払い)や物納(相続財産で納付)という制度もありますが、どちらも要件が細かく、担保を差し入れる必要があったり、利子税がかかったりと、実際には簡単ではありません。

ちなみに、相続税は相続人のポケットマネーで納めないといけないというわけではなく、相続したお金や財産を売却して、そのお金で納付することも可能です。

代表者が肩代わりしてはいけない

たまに見聞きするのが、「親が子供の相続税を納めた」とか、「兄弟の代表者がまとめて相続税を納めた」というケースです。

しかし、これは注意が必要です。
他の相続人の相続税を肩代わりして納めると、その分が贈与とみなされる可能性があります。

もちろん、少額であれば税務署が問題にしないケースもありますし、指摘を受けたとしても「貸付金だった」と主張して押し通すことでセーフになる場合もありますが。

それでも、原則は各相続人が自分の分の相続税を自分で納めることが求められます。
もし肩代わりしてしまった場合は、できるだけ早めに清算しておくことをオススメします。

まとめ

相続税の納付は意外と納税者の方も適当というか、緩く捉えていることがある印象です。

また、税理士も申告の話が中心で、納付の手続きや注意点までは詳しく説明していないこともありますしね。

そこで少なくとも、

  • 申告期限までに一括で納付が必要なこと(なので相続財産の多くが不動産だと大変)
  • 特定の相続人が他の相続人の相続税を納めてはいけないこと

くらいは押さえておくようにしましょう。


■編集後記
今日は家族で実家へ行ってきました。
息子は、ここ最近習得した食べ終わったお皿をシンクに持っていく技をばあばに得意げに披露していました。
アレをしてくれるとやっぱりうれしいですよね。
息子も褒めてもらえるので何度もお皿を持って行っていました。
このまま、家事を手伝ってくれるようになって欲しいなと思います。

■一日一新
にんにく醤油チキン ケンタッキー