先日、税理士試験の勉強をしている方を見かけました。
別に知り合いでもなんでもないので、話しかけることもありませんでしたが、そういえばぼちぼち模試の時期かなと思い出したりしました。
そこで今回は、税理士試験の勉強はこれからが勝負という話を特に初学者の方に向けて書いてみようと思います。
初学者にとって模試は踏ん張りどころ
税理士試験の受験生の分け方には初学者と経験者というものがあったと思います。
記憶が定かでないので間違っているかもしれませんが。
要はその年の受験がその科目の初めての受験である人を初学者、そうでない人、つまり過去に試験に落ちて再チャレンジをする人を経験者ということにします。
初学者はなかなかキツイですよね。
特に税法科目だと、理論の暗記は追いつかないし、答練も上級クラス(わたしはTACに通っていたので)なんかに入るとそう簡単に上位には入れません。
たぶん、勉強を始めた当初から今の今までなかなか成績が伸びず、キツイなと思っている方も多いのかなと思います。
特に、全国模試はそのピークだったりするのかなと思います。
模試になると理論の範囲が一気に広くなりますし、それにまともに対応しようとすると負荷は相当あがります。
でも、たぶんこの負荷を乗り越える(乗り越えようとする)のが大事なのかなと思います。
わたしも初学者のときはそうでした。
簿財は、前年に日商簿記1級を合格していたので例外ですけど、税法科目はどれもこの時期はとにかくつらかったです。
でも、この模試に合わせてある程度広い範囲の理論に対応することで、その後はなんとなく一皮むけたような実感をしたのを覚えています。
大事なのは試験に合格すること
初学者にとって、年明けからの答練、そして模試はなかなかいい成績をとれないものです。
まあ、わたしだけかもしれませんが。
少なくとも、わたしは税法科目で答練や模試で上位に入れたことはほぼなかったような。
良くて平均のちょい上(上位の下の方?)くらいだったような。
これは、模試以降の直前対策かなんかの答練でも同じです。
模試を経て、たしかに力はついた実感はあるのですが、それでもその後の答練の成績はなかなか伸びないものです。
でも、そういうものなのかなと思ったりします。
わたしは経験者の立場では法人税を2回受験していますが、その立場になると分かりますが、答練ってほとんど過去の答練の焼き増しなんですよね。
なので、ああこの問題解いたことあるぞとなるものです。
そのため、経験者がいい点をとるのはある意味必然であって、初学者が経験者になかなか勝てないのも然りです。
でも、大事なのは答練や模試の成績に一喜一憂することではなく、これからの2ヵ月ちょいの間も粛々と勉強することなんだと思います。
目的は試験に合格することです。
答練や模試の結果が良くても、本番で不合格なら意味がないです。
そして、本番では初学者も経験者も同じ土俵で戦いますし、本番までにいかに準備をしてきたかが等しく問われるように思います。
あとは、解ける問題が出題されるという運を引き寄せることや当日のメンタルとかをいかに整えるかみたいなことも重要でしょう。
でも、それらも結局は本番までにいかに準備してきたかが肝心で、万全の準備ができていれば解ける問題も出るでしょうし、いいメンタルで試験に臨めて結果合格に繋がるような気がします。
本番まで残り2ヵ月くらいですが、粛々と勉強(試験に合格する準備)を続けましょう。
まとめ
今回は税理士試験ネタを書きました。
わたしの中では、今回取り上げた模試を経験したあとの一気に一皮むけるような感覚が割と強く記憶に残っていて、いつか記事にしたいなと思っていました。
初学者の方は今は踏ん張りどころだと思います。
ひょっとすると、試験直前までそんな感じかもしれませんが。
でも、本番は初学者も経験者も関係ないです。
正直、経験者はしょせん去年試験落ちた人くらいの感覚でちょうどいいです。
わたしは初学者の立場のときはいつもそう考えて受験していましたし、いざ経験者の立場になってみると、特段自分が経験者であることでアドバンテージは感じませんでした。
結局大事なのは本番までにいかに準備をしてきたか、その準備にいかに納得して試験に臨めるかこれにつきるように思います。
試験までもう少しという時期になりましたが、粛々と合格する準備を進めていきましょう。
■編集後記
夫婦で完全に息子の風邪が移ったようです。
こうなってくるとそのうちインフルエンザも家族みんなかかってしまうこともあるのでしょうか。
ちょっと怖いですね。
■一日一新
三ツ矢ストロングレモン