先日お客様のところに訪問した際、その前に6万円くらいのメガネが経費に計上されていたので、そのメガネについてその利用状況や必要性を確認しました。
会社の経費にしていいかを確認するためです。
その訪問の帰りで考えたことを今回はブログにしたためてみようと思います。
昔、勤めていたときに上司に言われたことを思い出す
わたしがこれまで勤めてきた税理士事務所は3つあります。
新卒で入った都内の税理士法人、税理士試験に合格した年に入った税理士事務所、そして父の事務所です。
このうち、前の2つの事務所でそれぞれ上司に言われたことを今でもよく覚えています。
- 「会社は営利を追求するもの、だから会社で払ったのだから経費でしょ」
- 「経費になるかどうかはあなたが判断することじゃない、お客様が領収証をよこしてくれたならそれは経費だ」
いずれも、当時のわたしの感覚だと、これは私的な支払いだろということで、相談した時にもらった回答でした。
※多少、わたしのバイアスが入って記憶しているかもしれませんが大体このような回答だったはず
当時は「そうですか。。」と、正直納得はしていませんが、それ以上はアレコレ言わずにすぐに引き下がっていました。
まあ、いちいち上司に逆らっても仕事が進みませんし、これがこの事務所の方針かということで受け入れるようにしていました。
でも、その後に税理士登録をして、ある程度は経験を積んできて思うのですが、この理屈はどうかなと思っています。
メガネは経費になるかを確認する
税理士の仕事をしていると、ときどき「これは経費になるのか?」と疑問に思うようなイレギュラーな支払いに出くわします。
今回のメガネもその一つでした。
金額は6万円ほどです。
正直、会社の規模からすれば大きな額ではありません。
ただ、わたしの感覚としては、数万円以上の支払いであれば経費計上の必要性や妥当性を一応確認しておくようにしています。
そこで確認してみると、このメガネは細かい作業を必要とする高齢の社長が仕事用に購入したもので、普段用のメガネは別にあることがわかりました。
実際、レンズもちょっと特殊仕様のようでした。
したがって「経費で問題なし」という結論になりました。
まあ、それでも調査官によっては難癖をつけてくるかもしれませんが。
でも、これなら十分に合理的な説明ができ、わたし自身も経費でいいかなと判断したしだいです。
こうした確認はわたしは大切にしたいなと思っています。
メンドクサイですけどね。
それに以前の上司やあるいは父なら「そんなの誰も指摘しないよ」と言うかもしれませんし、最悪「自己満足だろ」と笑われるかもしれませんが。
まとめ
わたしは、今のところ数万円の払いでも経費になるか判断が分かれそうなら、一応その支払いについてお客様に確認をとることが多いです。
これは、これまで勤めてきた職場の上司を見て反面教師にしている部分も大きいです。
まあ、程度の問題であり、わたしはいくらか(だいぶ?)細かいということかも知れませんが。
でも、これも税理士の仕事の内かなと今のところは思っています。
■編集後記
今年はサンマが大きくてそれなりに安くていいですね。
一昨年あたりまでは小さいサンマばっかだったり、やけに高かったりで食べる機会が減っていたように記憶していますが。
たしか、去年からそれなりに大きいサンマがそれなりの値段でスーパーに並ぶようになったような気がします。
それでもわたしが小学生のときとかは100円くらいで今より大きなサンマが売っていたような気がしますが。
■一日一新
洋なし 生キャラメル フラペチーノ