銀行から融資を受ける予定があるなら決算書には仮払金を残さない方がいいです。
今回はそんな話を記事にしてみます。
仮払金がある決算書は信用が落ちる
銀行は決算書に仮払金があると好ましく思わない傾向があります。
これは仮払金が本当に資産価値のあるものなのかよくわからないからです。
また、たとえば何か固定資産を購入したときの前払金のようなものを仮払金として計上していたとしても、それを適切に前払金だとか建設仮勘定に振り替えていないことで杜撰な経理をしている会社と認識されてしまいます。
仮払金はなにかと便利な科目で、わたしもとりあえず仮払金で処理しておくことは間々ありますが、銀行に決算書や試算表を提出するときには仮払金はなくすようにしましょう。
仮払金をなくすためにできること
では仮払金を残さないようにするにでどうすればいいのでしょうか。
仮払金が発生する原因としては大きく、「何に使ったか分からない仮払金」と「何に使ったが分かるけれど処理が分からない仮払金」があるかなと思います。
前者は、とりあえずその使い道を思い出してもらう、資料を見つけてもらうしかありません。
それでも結局「何に使ったか分からない」なら、あくまで経費であることに間違いがないならエイやっと経費に落としてしまうこともあるでしょうし、社長が自腹を切ってしまう、たとえば役員借入金の返済で処理するのも一案です。
なんにしても決算のタイミングで仮払金のままにしないようにしましょう。
また、後者の場合は適切な処理をしましょうとなります。
もし処理方法が分からないなら専門家に聞くのも手ですし、たいていのことはネットなりAIで調べれば解決できると思うので、要はやるかやらないかの世界かなと思います。
それと、社員の経費精算で仮払金が残っていることもあると思います。
これもできれば決算書には残さないのが無難です。
決算間近で従業員の経費精算が済んでいないなら、決算までに経費精算が終わるよう従業員に促すのも大事です。
まとめ
仮払金は便利な科目ですが、決算書にはなるべく仮払金を残さないようにしましょう。
細かいことですが意外とこういうところも銀行は見ています。
些末なことで銀行からの信用を落とさないようにしましょう。
■編集後記
息子が車が好きなので、最近はトミカにアンテナを張っています。
今はマクドナルドのハッピーセットがトミカとコラボしているようです。
またガストののぼりにもトミカの文字が。
無意識にトミカの文字に反応するようになってきて、なんだか自分もパパになってきたのかなと思ったりします。
■一日一新
むさしの森珈琲 朝霞本町店