今回もコーヒーインストラクター検定2級の合格に向けコーヒーについての記事を書きます。
今回は個人的に鬼門と考えているコーヒーの格付けについて取り上げます。
※この記事は、一般社団法人全日本コーヒー協会が公認しているコーヒー検定教本を参考にしています。
格付けは覚えてられない
丸一日の講義を受講して、一番取っ付きにくいというか、点をとれるか心配になったのがコーヒーの格付けの話でした。
税理士試験以降、暗記とは縁のない生活をしてきたので、格付けの解説を聞いて、これを出題されても正解は難しそうという印象でした。
最後の質疑応答で、「格付けは覚えないといけませんか?どれくらい出題されますか?」と聞いてみようとも思いましたが、他の質問をする方は仕事の一環で受講しているのか、みんなそれらしいことを聞いているので、こんな意識の低い質問は恥ずかしくて聞けず。まあ、何とかなるっしょということで質疑応答が終了して解散の合図でさっさと会場を後にしました。
その後、Youtubeで試験対策の動画を見つけて視聴してみると、どうも格付けは出題がありそう。
これは何となくですが、全く対策をしないで試験に臨むのはたぶん合否に影響がある気がしています。
しかたないので、少しは対策したうえで試験に臨みたいと思います。
コーヒーの格付け
格付けとは
19世紀にニューヨーク・コーヒー定期取引市場が創設され、それを機にブラジルのコーヒーの格付けが始まったとされています。
現在では各生産国で独自に格付けが行われています。
主要生産国の格付け
格付けの統一した国際基準はなく各生産国ごとに格付けをしているのが現状です。
イエメンのように格付けをしていない生産国もあります。
格付けの方法は次の4つに大別されます。
- 栽培地の標高によるもの
- スクリーンサイズによるもの(粒の大きさ)
- 欠点数によるもの
- スクリーンサイズと欠点数によるもの
ではそれぞれの方法を採用している主な生産国とそれぞれの格付けを見ていきましょう。
栽培地の標高によるもの
中米の国々が該当します。
メキシコ…HG→PW(の順でグレードが下がる。以下同じです)
グアテマラ…SHB→HB→EPW
エルサルバドル…SHG→HG
ホンジュラス…SHG→HG
コスタリカ(中央高地)…SHB→HB
スクリーンサイズによるもの
赤道の国です。水洗式のアラビカ種の栽培が多いと講義で先生が仰っていたような。
コロンビア…エクセルソ・スプレモ→エクセルソ・UGQ
タンザニア(アラビカ種)…AA→AB
ケニア…AA→AB
欠点数によるもの
気合で国を覚えるしかないと先生が仰っていました。
エチオピア…グレード1~5
ペルー…グレード1~5
スクリーンサイズと欠点数によるもの
上記以外と覚えましょうと先生が仰っていました。
スクリーンサイズと欠点数でそれぞれ格付けをする国が次の2国です。
ブラジル…スクリーンサイズがS-18~14、欠点数が№2→№4/5
インドネシア…スクリーンサイズは非水洗式がラージ→スモール、水洗式がラージ→ミディアム→スモールと分ける。欠点数がグレード1~5
次の4国はスクリーンサイズと欠点数をそれぞれ組み合わせて評価している国です。
※取引相場のない株式の会社規模判定的なやつですね
ベトナム(カネフォラ種)…グレード1~2
キューバ…ETL→TL→AL
アメリカ合衆国ハワイコナ…エクストラファンシー、ファンシー→№1
ジャマイカブルーマウンテン…№1~3→セレクト
正直、国と格付けを全部覚えるのは難しい印象です。
まして、格付けの条件(標高なら何mとか)まで覚えるのほぼわたしには無理かなと。
講義のときに先生が例に出していた国やYoutubeの動画を視聴した感じだとある程度出題される国は限定されているような印象も受けました。とりあえず何となく印象に残る国や格付けを中心に頭に入れておいて後は神頼みで行こうかなと考えています。
まとめ
今回はコーヒーの格付けについて書いてみました。
先生が仰るには市販のコーヒーのパッケージにも格付けが書いてあることがあるとか。
今までにそういったパッケージを見た記憶がないのですが、今度近所のスーパーでコーヒー売場を観察したいと思います。
意外とこうやって記事にしてみると何となく頭に入ったような気がします。
講義を受講してみて思いましたが、そもそも国名とその国の位置が分からないんですよね。
これがどうも格付けや特定銘柄の論点の勉強が進まない原因のような気がします。
■編集後記
昨日はGW最終日。息子を連れてホームセンターへ。
そのあとは自宅でゆっくりしていました。
■一日一新
スピノザの診察室 Audible
息子を連れてホームセンターで買い物