PR

今のうちに消費税の納税額を確認しておこう

税金

消費税は滞納が多い税金と言われています。
実際、国税が公表しているデータでも消費税の滞納額がダントツで多いことが確認できます。

消費税の納税資金が足りない。。とならないために今のうちから納税の見込額を確認しておきましょう。

消費税は納税資金が足りなくなりがち

消費税は、どうしても納税資金が足りなくなりがちです。

中には、売上の何%かを毎月納税用の口座に取り分けておく方もいますが、実際にそうした管理をしている方は少数派かなと思います。

お金に余裕がある場合は問題ありませんが、そうでない場合はやっぱり注意が必要です。

では、なぜ消費税の納税資金が足りなくなってしまうのでしょうか。

その理由は、ひとつに利益とは関係なく納税額が算出されるところにあるのかなと思います。

消費税計算上の経費と、所得計算上の経費はまったく別物です。
たとえば、お給料は所得の計算上は経費になりますが、消費税の計算上は経費にはなりません。

そのため、所得が赤字であっても、消費税の納税額が発生することは珍しくありません。

また、2割特例や簡易課税といった特例計算で消費税を計算していても、それは必ず売上の何割かを納めることを意味します。

このあたりの感覚がないと、決算後に「思ったより消費税が多い!」と驚くことになり、最悪の場合は納税資金が足りない…ということにもなりかねません。

今のうちから予測をしておく

消費税に限りませんが、納税資金で困らないようにするためには、あらかじめ納税額の予測をすることが大切です。

おおまかでも納税額の予測ができれば、それに合わせて経費や家計の支出を抑えたり、営業により力を入れるといった対策がとれます。
あるいは納税資金で借入を受けることも考えられます。

ざっくりでいいので「今年はいくらぐらいになりそうか」を確認してみましょう。

たとえば、10月までの売上が990万だったとして、簡易課税(サービス業)で申告予定だったとしたら以下のように計算してみましょう。

・990万÷10×12=1,188万(10ヵ月分の売上を12ヵ月分に換算)
・1,188万÷110×10=108万(売上に対する消費税を計算する)
・108万×0.5=54万

このくらい、ざっくりでいいので計算をしてみましょう。

また、中間納付があれば、その分を差し引くことも忘れないようにしましょう。

まとめ

消費税の納税は、利益の状況とは関係なく計算されますので、納税資金に困りやすいです。

ですが、事前にざっくりでも納税額を把握しておけば、余裕を持って対応することができます。

今は11月。

もうすでに年間の売上もだいぶ目途が立つ頃でしょうから、今のタイミングで一度消費税の納税額を確認してみましょう。


■編集後記
毎年、ロイズのアドベントカレンダーを買っていましたが、今年は見送ることにしました。
息子には、まだチョコを控えていますし、小さい小物が何かと面倒そうだからです。
かれこれ妻と同棲し始めた頃から買っているので、ちょっと寂しいですが。
でも年々値上げもしていますし、何よりお菓子の質が落ちているのも気になっていました。
あとは、いつも一緒に買っているポテチが春先より300円も値上げもしているようで、これも見送る原因になりました。

■一日一新
ラグノオ オンラインショップ