独立してから「これは経費になるかな?」と悩む場面って、意外と多いのかなと思います。
この点、経費にするかどうかの基準をあらかじめ持っておき、その場で判断するようにしたいものです。
あとで経費にするか決めるようなことではない
「とりあえず領収書だけ取っておいて、あとで考えよう」
よくある話ですが、これはオススメしません。
時間が経ってしまうと、何のために買ったのかを思い出せなくなりますし、当時の目的や使い方を説明できないと、経費としての根拠が薄くなります。
実際、税務調査があれば「購入時の意図」や「仕事との関連性)」を問われることがあります。
その場で「これは仕事のための支出だ」と判断して、可能ならそのことを記録しておけば、あとから説明するのもずっと楽になります。
そもそも、ほとんどの場合、経費になるかどうかはその場で判断可能なずです。
そして多くの場合、時間が経ったからといって、経費として認められる可能性が出てくるものでもありません。
ましてや、「今年は思ったよりも利益が出たから。。」と、あとから仕事との関連性の薄い支払いを経費としてカウントするのは論外です。
あらかじめ基準を決めておく
とはいえ、毎回悩むのは面倒です。
そこでオススメなのが、「経費にする・しない」の基準を自分なりに持っておくことです。
たとえば、カフェ代なら
- パソコンを開いて仕事をしたら経費にする
- 仕事に関連した読書をするなら経費にする
- お客様との打ち合わせで利用したなら経費にする
- 家族と一緒に利用したなら経費にしない
といった具合です。
こういった基準があるだけで支払いのたびに迷うことが減りますし、レシートなどの整理もスムーズになります。
また、基準に合わなければスパッとそのレシートは捨てる。
この割り切りも大切です。
まとめ
経費の判断は「白か黒か」で割り切れない部分も多いです。
だからこそ、自分の中に基準をつくり、その基準に沿って、その場でたんたんと判断するのがオススメです。
たまに「うまくやっている」という話を耳にすることもあると思いますが、そうしたものに惑わされず、あくまで自分のルールで淡々と続けていきましょう。
■編集後記
ザ・ロイヤルファミリー。
日曜劇場で今放送されているようですね。
そんなことは知らずにAudibleのオススメにあがっていたので聴きましたがおもしろかったです。
最初に主人公が税理士ということに驚きましたが、税理士要素はあんまないですね。
損益通算の特例に馬の保有の論点がありましたが、そういうことかと納得しました。
■一日一新
ザ・ロイヤルファミリー Audible

