最近、小規模企業共済の掛金を減らそうかなと考えています。
なんとなく続けてきましたが、ここへきて「本当に今の掛金でいいのかな?」と感じるようになってきました。
今回はそのあたりの考えを整理してみます。
小規模がちょっと物足りない
わたしはいわゆる老後資金の対策として、小規模企業共済とiDeCoの両方に加入しています。
もちろんNISAもやっていますが、あれはいつでも換金できるので、少し性格が違います。
小規模もiDeCoも、受け取るときはどちらも基本的に「退職金扱い」になるのが共通点です。
ところが、今年の税制改正で、iDeCo→小規模の順で受け取る場合は10年の間隔を開けないと退職所得の計算で調整計算をされることになりました(これまでは5年)。
なお、小規模→iDeCoの順なら 20年の間隔を開けないと同様の調整があります(これは改正なし)。
つまり、小規模とiDeCoの両方に加入している場合、受け取るタイミングの調整に難儀するわけです。
※まあ、調整計算の影響があるくらいまで積み立てられるかはまた別ですが
それに、わたしがそれぞれを受け取る年齢になる頃には、制度もまた変わっているでしょうし。
しかも、最近よく考えるのが小規模の利回りがそこまで高くないという点です。
公式サイトを見る限り、まず「2倍」なんて数字にはなりませんね。
一方で、最近は株高もありますけど、なによりコロナ前からせっせと積み立てているのもあり、わたしのiDeCoでも含み益は100%超えです。
そのためどうしても、小規模のほうが物足りなく見えてしまいます。
この際、掛金を減らしたほうがいいかも
ここ数年は、小規模、iDeCo、NISAはすべて同額で積み立ててきました。
税理士という立場上、「まず自分でやってみてからお客様に勧めたい」という気持ちがあり、とりあえず横並びにしていたのです。
でも、最近は「小規模はちょっと割に合わないかも。。」という思いが強くなってきました。
株価が暴落したら、元本保証の側面がある小規模が頼もしく見える場面もあるかもしれませんが。
でも、やっぱり長期で見れば、iDeCoやNISAで元本割れする可能性は低いかなというのがわたしの考えです。
そう考えると、小規模については
- この際ささっと解約する(元本割れ+一時所得課税を受け入れる)
- 掛金を減らして、20年は続けて解約する(元本で受け取り+一時所得課税を受け入れる)
- 掛金を減らして様子を見る
などの選択肢が見えてきます。
たぶん賢いのは、サクッと解約して、そのお金をiDeCoやNISAに突っ込むことのように感じますが、でもやっぱり元本割れは悔しいですよね。
そこでとりあえずは、掛金を少し減らしておこうかなと考えています。
柔軟にゆるく続ける
小規模にしてもiDeCoにしても、そしてNISAにしてもずっと同じ掛金を続ける必要はないかなと思います。
制度もいろいろ変わっていきますし、もちろん家計の状況も変わりますので柔軟に対応していきたいなと。
また、まだどの制度も始めてから10年は経っていないと思いますが、それでも感じていることは、とにかく積立投資をずっと続けることが大事ということです。
たぶん、60歳なのか70歳なのかそれこそ死ぬまでなのか分かりませんが、積み立てをそれまで続けることができれば、多少、退職所得課税で調整を受けたり、投資先のパフォーマンスが他と見劣りするような場合でも、そんな気にすることもないのかなと思っています。
なので、あまり神経質にならずゆるく続けていこうと思います。
■編集後記
最近クマのニュースが多いですね。
ちょくちょく、飼い犬(それも柴)の被害も出ているようで、それを見聞きするたびに悲しくなります。
新座市ではさすがにクマが出没することはないとは思いつつ、夜散歩をするときとかはちょっと周りを警戒しています。
■一日一新
もしも徳川家康が総理大臣だったら 映画

