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外貨預金を始める前に、為替差益の申告について知っておこう

税金

外貨預金を始める際は為替差益に注意しましょう。

為替差益は雑所得で申告が必要

少し前の熱気に比べるといくらかトーンダウンしているような気もしますが、それでも為替市場や外国株の人気を見て外貨預金を始めたいという方も多いと思います。


そして、外貨預金をこれから始めるぞという方には為替差益の申告の必要性について事前に把握しておいてほしいなと思います。


為替差益は外貨を一度購入して、その後その外貨を売却したときに発生します。この取引を円転と呼んだりするそうです。


たとえば、1ドル140円のときに1万ドルを購入して、その後1ドル145円のときにその1万ドルを売却したとしたら5万((145ドル-140ドル)×1万ドル)の為替差益が計算されます。


また、外貨で不動産や投資信託等を購入した時も実は為替差益の計算が必要だったりします。


そして、為替差益は原則、雑所得で確定申告が必要です。


もちろん、給与所得者の方だったら、為替差益が20万円以下で他の所得がなければ申告不要だったりもしますが、何らかの理由で確定申告をするならたとえ少額の為替差益でも申告が必要です。


なお、あれこれ計算をした結果、為替差益ではなく為替差損が発生することもあります。


その場合は、その為替差損はその年の他の為替差益と相殺が可能です。
※もっと言えば雑所得内で一部相殺は可能だったと思います

為替差益は自分で計算が必要だから注意しよう

為替差益の計算は自分で計算が必要です。


取引が一度の購入と売却だけで終わるなら計算は簡単ですが、何度も購入や売却を繰り返したり利息を受け取ったりしているとなかなか大変です。


外貨預金を定期積立して、ETF等をこれまた定期購入して、さらに分配金等を受け取っていたらそれこそもう大変です。


計算の詳細について今回は触れませんが、いわゆる移動平均法で外貨の取得単価を計算し為替差益の計算をしていくのですがこれが面倒なのです。


なお、外貨の取引が多くなるなら外貨の管理表を作成して対応することをオススメします。


ただ、このようなものを外貨預金を始める方が最初から作っているなんてことは稀で、必要性にあとから気付くことも多いです。


まあ、申告の必要性について気付かない方も多いのですが、申告の必要性に気付いても取引が多すぎて計算しきれないなんてこともあります。


この為替差益の計算が難しそうなら最初から円建ての資産での投資に切り替えるのも一案かなと思います。

まとめ

今回は外貨預金を始める方に向けて為替差益の計算と申告が面倒だという話を書いてみました。


取引が複雑化していくと為替差益の計算が大変です。


計算に自信がなければ、最初から外貨建ての資産への投資は避けるようにした方がいいかなと思っています。


■編集後記
先日、JA系列のお店でお米を買いました。
彩のきずな5キロをパパママカードの提示で割引されて4,140円で買いました。
話題の古米はなかったです。
そういえばヤオコーでも見かけないような。
イオンとかに行けば売っているのでしょうか。
お米を買ったことを妻に報告したら、妻は古米は食べたくないから絶対買わないでと言われたので買うこともなさそうですが。
個人的にはせっかくだし食べてみたい気もしますし、たぶん違いがわからないと思います。

■一日一新
しっかりした苦味と深いコク 重厚感ある味わい タンザニア モシ ウシリ組合
※ヤオコーのコーヒー豆