銀行融資の利息は金利ではなく金額でも考えてみましょう。
金利ではなく金額で捉える
銀行からの融資を嫌う理由の一つに利息を払うのがもったいないというものがあります。
こういう社長には一度、金利ではなく金額で利息を捉えてみることをオススメしています。
たとえば、銀行から1,000万円を金利2%で借りたとします。
この場合の利息は単純計算で年間20万円です。
さらに、一月あたりに直せば約1万6千円で、日割りなら約550円です。
このように捉えると利息はそれほど高くないことがわかります。
また、0,1%金利を下げたところでその影響は年間で1万円であり、月割りで約830円、日割りで約30円と計算できます。
こう考えていくと、銀行の担当者を困らせるような金利交渉をしてもそこまでメリットがないとも言えそうです。
利息は経費にもなる
また、利息は経費にもなりますので、その分だけ税金の負担が減ります。
それに毎月元本の返済をしていれば、上述した単純計算はせず、返済に応じて利息も少しずつ減っていくことになります。
こういう面から見ても融資の利息はそこまでの負担ではないとも言えそうです。
お金を手元に置いておくメリットが利息の負担に見合うか
これまでみてきたように、銀行融資の利息は実際はそこまでの負担ではないという見方もできます。
その上で、銀行から借りたお金を手元に置いておけることで得られる次のようなメリットを考えてみましょう。
- 資金繰りが安定する
- 融資の実績を作れる
- 資金繰りに悩まなくてよくなる
- チャンスに素早く対応できる
こういったメリットが実際の利息の負担に見合うか検証して、メリットが勝るようなら、利息を払うのは嫌だとは言わずに積極的に融資を受けるようにしましょう。
■編集後記
昨日今日と天気が悪いです。
気温も低くていつも通り半袖で散歩に出たら寒くてびっくりしました。
わたし基準だと半袖で問題ないのですが、世間一般だと長袖なのでこういうときはちょっと恥ずかしかったりしますね。
■一日一新
トッカン 特別国税徴収官 Audible