個人にしても会社にしても青色申告をしていることで、30万未満のものを購入すれば、一括で経費にできます。
ただ、この30万未満という金額にこだわらないようにしましょう。
トータルの経費になる金額は変わらない
30万未満のパソコンなどの資産を購入すると、その購入した年に購入金額をまるっと経費にできます。
いわゆる少額減価償却資産の特例というもので、青色申告の特典の一つです。
たとえば、25万円のパソコンを購入したとすれば、税率が3割なら7.5万円の節税になると計算できますのでやっぱりお得に感じるものです。
ただ、当たり前ですが、購入した翌年以降はこのパソコンについて経費になる金額はありません。
一方、同じ25万のパソコンを購入したとしても特例を使わなかったり、30万以上のパソコンを購入したとしても、どのみちパソコンなら4年間で経費にしていくことになります。
減価償却の方法によって4年間で均等に経費にしていくか、最初の方に多めに経費にして徐々に減らしていくかの違いはありますが、必ず4年間で購入金額の全額が経費になります。
つまり、30万未満という金額にこだわらなくても長い目で見れば経費になる金額は変わらないわけです。
経費になるからではなく、必要なものを購入する
何か仕事で使うものを購入するとき経費になるからと30万未満のものを購入するのではなく、あくまで必要なものを購入するようにしましょう。
それが結果的に30万未満なら、一括で経費にできますし、30万以上なら数年にわたって経費にしていく違いが出るだけです。
経費になるという理由より、それが必要か、使うと仕事が楽しくなりそうか、そんな基準を優先するようにしましょう。
税金を全く無視する必要もないと思いますが、なるべく税金が選択の判断基準にならないよう心がけましょう。
まとめ
仕事で少し高い買い物をするとき、30万円という基準がありますが、これにこだわりすぎないようにしましょう。
30万以上のものを購入したとしても、減価償却でそのうち経費になりますので。
経費になるからという基準より、仕事で必要か、ワクワクするかといった基準を優先して30万以上のものでも躊躇せず購入するようにしましょう。
■編集後記
昨日は愛犬の散歩をしていたら柴犬が4頭集まりました。
赤黒白の3色が揃い柴犬好きとしてはホッコリしました。
たぶん愛犬もお友達とたくさん挨拶ができて喜んでくれたと思います。
■一日一新
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