税理士の仕事をしていると、
「お金をどう管理すればいいか」
「お金の残高の不安が拭えない」
といったご相談を受けることがあります。
そんな質問をいただいたときに、
わたしはよく、
「お金は3つに分けるといいかもしれないです」
とお伝えします。
これは、会社員の方でも、個人事業主の方でも、
中小企業の経営者でも、
そして相続を控えたご高齢の方でも、
基本は同じだと思っています。
自由に使っていいお金
ひとつ目は、自由に使っていいお金です。
生活費、外食、旅行、趣味、ちょっとした贅沢。
使っても問題のないお金を、あらかじめ「ここまで」と決めておきます。
もちろん、無駄遣いをしてもいいというわけではありませんが、
大切なのは、
- 使っても後悔しない
- 使っても生活が不安定にならない
という状態をつくることです。
残高が多くても少なくても、
「全部なんとなく使っていいお金」になっていると、
かえって不安になります。
自由に使っていい枠が明確になると、
お金を使うことに前向きになれます。
何かあったときに使うお金
ふたつ目は、何かあったときに使うお金です。
病気やケガ、急な修理、収入の減少。
人生には想定外がつきものです。
また、子どもの学費など、
あらかじめ分かっている大きなイベントに備えるお金も、
この枠に含めてよいでしょう。
このお金は、
- 普段は触らない
- でも、いざというときは迷わず使う
という位置づけです。
よく「生活費の数ヵ月分」と言われますが、
金額の正解は人それぞれです。
大事なのは、
これは「守りのお金」だと自分で認識していること
このクッションがあると、やっぱり安心感は変わるかなと思います。
絶対に手を付けないお金
最後は、絶対に手を付けないお金です。
こちらは文字通り、基本は使わないお金です。
理想はこのお金は一切手をつけず、相続を迎えられたらいいのかなと思います。
もちろん、老人ホームに入るときや、
自宅を改装して、終の住処を整えるといったことに使うこともあるかと思います。
いずれにせよ、このお金は、基本は使わないお金なので、
定期預金に預ける、
iDeCoに投資するなど、
仕組みとして、他のお金と距離を置くのも一案です。
実はこの考え方は、
最初に勤めた税理士法人で担当したお客様から教わった教えです。
当時のわたしからすれば「おじいちゃん」と呼べるくらいのご年配の方でしたが、
惜しげもなく、これまでの経験を語ってくださいました。
「お金はな、全部同じに見ちゃいけないんだよ」
そんな口調で話してくださったのを、今でもよく覚えています。
当時も強く印象に残り、「なるほど」と思ったものですが、
こうして折に触れて思い出すということは、
それだけ自分の中に染み込んでいるのだと思います。
税理士の仕事は、
こうしてお客様から人生の指針や哲学のようなものを学ばせていただけるのが、
魅力の一つかなと思っています。
■編集後記
今日はヤオコーで買い物をしていたら、
かまぼこコーナーにトミカの箱があってびっくりしました。
なんと、トミカのかまぼこが売っていました。
息子は確実に喜ぶだろうなと思いましたが、
かまぼこに400円か。。と一瞬立ち止まり、
今回はそっと棚に戻しました。
でもやっぱり買えばよかったかも。。と今は考えています。
■一日一新
シナボン・シアトルズベストコーヒーららぽーと富士見店
