お金がなくなったら借りればいい、そんな風に考えている社長は案外多いかもしれません。
しかし、儲かっているときこそ借りておくのがオススメです。
売上が伸びるとお金は減る
一見すると、売上が伸びて儲かっているなら、お金は増えるはずと思いがちですが、実際はその逆です。
理由は運転資金の増加です。
売上が増えれば、仕入や人件費といった先に支払うお金も増えます。
さらに、売掛金として未回収の売上も増えますので、資金繰りはむしろ厳しくなるのです。
このようなタイムラグが原因で、利益は出ているのに資金不足に陥り、いわゆる黒字倒産が発生することも少なくありません。
儲かっているときほど手元のお金は減りやすいという点を、しっかり意識しておく必要があります。
儲かっているから借りておく
たまに、売上も利益も伸びているのにお金がないのは恥ずかしいと考えてしまう社長もいらっしゃいます。
しかし、そのように考える必要はありません。
むしろ、それは会社が健全に成長している証拠であり誇っていいことです。
銀行も売上が順調に伸びて利益も出している会社に融資をしたいと考えています。
実際に融資の申し込みをするときに、資金使途が特になくても問題ありません。
シンプルに「儲かっているから借りておく」で十分です。
銀行は売上が伸びれば運転資金が必要になることは理解していますし、そのための融資には前向きです。
したがって、自信を持って「儲かっているから」と伝えて交渉をしてみましょう。
まとめ
儲かっているときに借りるのは、不自然でも恥ずかしいことでもありません。
むしろ銀行から見ても安心してお金を貸せるタイミングです。
利益は出ているのに手元にお金がないというのはよくある話です。
売上が伸びている今こそ積極的に銀行融資を活用することをオススメします。
■編集後記
今日はこのあとライオンズの試合を見に行きます。
恐らく今日で今年の現地観戦は最後になります。
たしか今年は現地に行ったときに勝ったことがないので今日くらいは勝って欲しいですね。
■一日一新
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