PR

実質金利を計算してみよう

融資

銀行からお金を借りるときの金利には表面金利と実質金利があります。


実質金利を計算してみましょう。

表面金利と実質金利

表面金利とは、契約書の金利のことです。


一方、実質金利とは、借入額からその銀行に対する預金の金額を引いた金額に対する金利のことです。


たとえば、A銀行から年利2%で2,000万円の借入をしていたとして、A銀行に対して400万の預金があったとします。


この場合の実質金利の計算は下記の通りで、実質金利は2.5%と計算できます。

利息|2,000万円×2%=40万円
実質的な借入額|2,000万円-400万円=1,600万円
実質金利|40万円÷1,600万円=2.5%

今回のケースだと実質金利は表面金利の1.25倍となりましたが、それだけ銀行が儲かっていると考えることができます。


銀行からすれば預金の金額は融資先から借りているお金なので、その分は融資をしていないのと同じなのです。


そうすると、銀行は1,600万円の融資で40万円の利息を受け取っていることになります。


銀行からすれば、融資先の預金が多ければ多いほど有利な条件で融資をしている、そんな構図が成り立つのです。

実質金利は交渉材料になることも

ここまで銀行は実質金利が高いほど有利に融資ができているという話を確認しました。


そこで、会社としてはこの実質金利を融資の交渉材料として捉えるようにしましょう。


実質金利を一度計算してみて、それが高い銀行に対しては、次の融資から金利を下げてもらえないか交渉をしてみるのです。


また、公庫から借りたお金をどの銀行に預金するか考えたり、融資を受けていない銀行の口座が売上や経費の入出金口座になっていれば、その機能を融資を受けている銀行の口座に移すなども検討してみましょう。


そうして、戦略的にお金を借りている銀行の実質金利を上げて、より有利な条件の融資に繋げるようにしましょう。

まとめ

銀行からお金を借りている場合は実質金利を計算してみましょう。


実質金利は金利交渉の材料になります。


意識的にお金を借りている銀行の実質金利を上げることで、有利な条件でお金を借りられることもありますので、意識してどの銀行に預金をするか考えてみましょう。


■編集後記
昨日は愛犬の散歩もかねて家族で志木市役所へ行ってきました。
ちょうど芝桜が咲いている時期でした。
天気も良くて芝桜をバックにいい感じの写真が撮れました。

■一日一新
息子と一緒にいろは親水公園