何かを買ったときにかかる送料はどう経理すればいいでしょうか。
今回は何かを買ったときにかかる送料の経理処理について簡単にまとめてみようと思います。
基本は購入代金に含める
何かを買ったときにそれを仕事で使うまでにかかった費用は購入代金に含めて経理するというルールがあります。
送料もその物を買って仕事に使うまでに必要な費用になりますのでこのルールの対象となります。
たとえば、220,000円のパソコンをカードで購入したとして1,100円の送料がかかったとします。
そうしたら、次のように処理をします。
工具器具備品(消耗品費) 221,100 / 未払金 221,100
送料の1,100円は工具器具備品に含めず荷造運賃等で分けて登録することも考えられますが、基本は購入代金に含めるものと考えましょう。
ちなみにこのように処理する理由は、送料を購入代金に含めるかどうかで減価償却費の金額が変わってくるためです。
仮に、減価償却が必要な資産を買ったときにかかる送料を購入代金と分けて経理してしまうとそれは間違った処理となるので注意しましょう。
分けて処理するのは現実的ではない
先述したように、送料は購入代金に含めて処理するのが経理の基本です。
一方でこの経理のルールはあくまで減価償却が必要な資産に限った話でもあります。
たとえば数千円の文房具を買って送料が数百円かかったような場合なら、その文房具代は消耗品費となりますが、ここでかかった送料についてまで必ず消耗品費として処理することが求められるかというとそうではないです。
送料を分けるか否かで経費になる金額にも影響がありませんしね。
ただ、送料を分けることの手間や先述したように減価償却が必要な資産を買ったときの送料については分けて経理してはいけないというルールがある以上、すべての送料は購入代金に含めて処理するというのがシンプルで一番です。
もし、どうしても送料の金額を把握したいというなら、会計ソフトとは別に集計することが考えられますが、果たしてそこまでする必要があるのかは考えたいものです。
まとめ
何かを買って送料がかかったら、その送料も購入代金に含めて経理をするようにしましょう。
どうしても送料を把握したいなら、減価償却が必要でない資産の購入なら送料を分けて経理しても利益に影響はありませんし、税務上も問題ないです。
ただ経理処理はなるべくシンプルに一貫性を持たせたほうがいいですし、果たしてその分けるという手間に見合うリターンがるのかということは考えたいものです。
そう考えていくと、すべての送料は購入代金に含めて経理するというルールに統一して処理するのが一番かなと思います。
■編集後記
最近は夜の散歩担当が多いです。
だいたい19時過ぎに出発しますが、20時くらいには帰るのがほとんどです。
この時間でもやっぱり暑いのか、愛犬は自分からある程度のところで引き返しますし、家の前に来ればすぐに帰ろうとします。暑くない時期だと、家の前で景色を眺めて数十分なんてのはザラですが。
クーラーの効いた部屋が居心地がいいのは人間も犬も変わらないですね。
■一日一新
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