PR

子供たちの仲が悪いときに検討しておきたいこと

相続

家族の仲が円満であれば相続もうまくいきやすいのですが、現実には子供たちの関係が良くないケースもあります。


また、子供たちの仲が良くても、それぞれの配偶者が絡んでくるとちょっと。。。なんてこともあるかと思います。


そうしたとき、相続をめぐるトラブルを少しでも減らすために、事前に検討しておきたいことがあります。

遺言を遺すことが第一歩

子供たちの仲が悪いと、なんやかんや遺産分割協議が上手くいかず、いわゆる「争族」に発展してしまうリスクが高い傾向があるかと思います。


特に生前の親からの待遇や贈与に差があると、その不満が相続の場で一気に表面化してしまうことも少なくありません。


そこで、こうしたケースでは、やはり遺言で遺産分割の方法を明確にしておくことが大切です。


もちろん、遺言以前に家族間でなるべくよく話し合って、ご自身の意思を子供たちに伝えておくことも大事ですが。


遺言の内容はできる限り公平を意識し、もしそれでも何らかの理由で財産に差が出てしまう場合はその理由を遺言の付言事項として残しておくことも有効かなと思います。


いずれにせよ、誰がどの財産を引き継ぐのかが明確になれば、相続人同士での話し合いを最小限にとどめ、争いの芽を摘むことができます。


また、特に注意したいのが「二次相続」です。


一次相続では、もう一方の親が健在で調整役になれることがありますが、二次相続ではその役割を担う人がいなくなり、これまでの不満や本音が一気に噴き出しやすいからです。

不動産は共有させてはいけない

不動産は特別な事情がなければ共有させないようにしたいところです。


共有にしてしまうと、その後の利用方法や売却、修繕などをめぐって意見が対立し、結果的に何も手がつけられなくなる恐れがあります。


まあ、仲の良い家族でも基本的に不動産の共有はしない方がいいのですが、子供たちの仲が悪い場合には、なおさら共有は禁物です。


なお、不動産を単独名義にする場合には、他の相続人には現預金で調整したり、遺産分割協議の対象にならない保険金を活用したりするなどの工夫をしてバランスを取ることが大切です。

まとめ

子供たちの仲が悪いと、どうしても遺産分割協議が上手くいかないことが多くなります。


遺言で分け方を明確にしておくこと、不動産を共有させないこと、そして必要に応じて保険などを活用して公平感を保つこと。


こうした工夫をしておけば、将来の争族のリスクはいくらか減らすことができます。


ご自身が元気なうちに、できる準備から少しずつ進めていきましょう。


■編集後記
ライオンズが今日も勝って4連勝です。
これでまたリーグ4位になったようです。
明日は期待の新人篠原投手が先発です。
かなり早い時期から高卒新人ですごい投手がいるぞと騒がれたいので、1軍の舞台でどんな投球をするか楽しみですね。

■一日一新
月見 マックシェイク 山梨県産シャインマスカット味