個人事業主の方からご相談を受けるとき、
わたしは「税務調査なんてそうありませんよ」とお伝えすることがあります。
もちろん、誤解を招く言い方かもしれません。
ただ、この言葉には「過度に心配しすぎなくても大丈夫ですよ」というニュアンスを込めています。
今回は、この言葉の真意について整理してみます。
心配し過ぎても仕方ない
個人事業主の場合、税務調査はそこまで頻繁にあるものではないという印象があります。
実際、開業してから10年、20年と調査がないという方も少なくないように思います。
よほど極端な申告や、明らかに不自然な数字が並んでいれば別だと思いますが。
また、普段わたしが関わる方の中で、そのような申告をしている方がいらっしゃらないこともあるかもですが。
それに、調査があったとしても、普段からまっとうな申告をしていれば、
そこまで大きな指摘を受けることもないのかなと思います。
そのため、申告の前後で
「この数字でいいのか」
「調査が来るかもしれない」
と過度に不安になる必要はありません。
ある程度、自分の感覚と数字に大きなズレがなければ、それで十分なケースがほとんどです。
もちろん、本来はチェックすべきポイントはいくつもあり、
それを見過ごしているケースも少なくないと思います。
ただ、これをあまり心配してもしょうがないかなと。
これから申告する場合は、ある程度のところで区切りをつけて申告すれば十分ですし、
過去の申告についても、見返して過度に心配し続ける必要はないでしょう。
どうしても気になる場合は、税理士など専門家に一度見てもらう。
それくらいの距離感でちょうどいいのではないかと考えています。
「何でもOK」ではない
一方で、「どうせ調査はないから大丈夫」と考えて、
ルールから外れた申告をしてしまうのは別の話です。
これまで調査がなかったとしても、
それは単に順番が回ってきていないだけかもしれません。
そして、そのような状態で調査が入れば、
過去にさかのぼって指摘を受け、結果として大きな負担になることもあり得ます。
申告は「バレなければいい」というものではありません。
本来は、ルールに沿って淡々と行うものです。
「お天道様が見ている」というくらいの感覚で、
いつ調査があっても「どうぞご覧ください」と言えるような申告を心がけたいものです。
まとめ
わたしは、相談に来られた方の不安を和らげるために、
「どうせ調査はないから」とお伝えすることがあります。
ただし、それは「適当にやっていい」という意味ではありません。
・必要以上に心配しすぎない
・でも、ルールにはきちんと従う
このバランスを意識して、日々の経理や申告に向き合っていく。
それがちょうどいいのではないかと思います。
■編集後記
今日は久しぶりにレイトショーで映画を観ました。
作品は「ゴールデンカムイ」です。
冒頭からラッコ鍋のエピソードで笑ってしまいました。
その後もちょいちょいギャグが挟まれつつ、見ごたえのあるアクションとストーリーが続き、最後まで楽しめました。
■一日一新
ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編
鶏竜田バーガー ケンタッキー

