先日、わたしが所属している税理士会の朝霞支部から税務支援の当番表がメールで送られてきました。
朝霞支部での税務支援は初めてなので、ちょっと身構えて当番表のExcelを開きましたが、なんとわたしが割り振られたのは税務署での税務相談の1件だけでした。
これは川越支部にいたころのことを思うと考えられないことです。
朝霞支部での初めての税務支援
税務支援とは、市役所で定期的に行われる税務相談などに税理士として従事することです。
税務相談のほかにも、毎年夏ごろから小規模な事業者を対象にして行われる記帳指導や税務署のコールセンターの電話番なども税務支援として行われていて、一口に税務支援といってもその内容は結構多岐に渡ります。
ちなみに、税務支援は税理士の義務という位置付けです。
税理士資格という強力な資格を国から与えてもらって仕事をしていますので、その代わりといってはなんですけど、社会のために税務支援という形で貢献しましょう。
とりわけ、税の専門家として税理士を雇う必要がないような方向けに税務相談等ができる機会を無償で提供しましょう。
たぶんそんな考え方があるのかなと思います。
そして、その本丸が確定申告の時期に行われる、税務署や市役所、商工会等で行われる申告相談会で、税理士としては毎年この時期になると何件自分に税務支援が割り当てられるのかといったことで一喜一憂したりするのです。
そして、今度の確定申告がわたしにとって、朝霞支部での税務支援の初めての機会になるのですが、その日程が先日公表され、わたしは税務署の相談会に1件だけ割り当てられていました。
支部によって税務支援の負担がこんなに違うことにびっくり
わたしが川越支部にいたときは、この1月~3月にかけて期間の税務支援は大体6件くらいは毎年割り当てがありました。
市役所系が2件、商工会が2件、JAが1件、税理士会系が1件といった感じです。
これに、年によっては、記帳指導の対応があったり、毎月行われる市役所の税務相談の当番があったり、その代打があったりといった具合でした。
なので、今回朝霞支部から割り当てられた税務支援の日程が1件だけというのはびっくりでした。
一応事前のアンケートでは、コールセンター以外で3日くらいは参加する意思表示をしていました。
コールセンターはたしかさいたま新都心の会場で行うとか聞いていたので、それだと帰りが遅くなり嫌なので除外してもらうように回答していました。
他は正直積極的には参加したくないというのが本音ですが、新人だし空気読んで幅広く1日ずつ参加しますといった内容の回答をしていました。
でも、蓋を開けてみればわたしに割り当てられたのは1件だけで、表を一通り眺めても特定の方がたくさん割り当てられているという感じもしませんでした。
まあ、ほとんど朝霞支部の税理士の方と面識がないので、わたしが見落としてという面もあると思いますが。
たぶん、希望してたくさん参加したいという方以外はある程度フェアに割り当てて偏りがないようになっている印象を受けました。
こんなことは前の支部では考えられませんからびっくりでした。
まあ、川越は管轄が広すぎるので、そのため税務支援の数もかなり多く、それに対応するために無理をしていたんだなと感じました。
1件だけの税務支援。やるからには真面目に取り組もう
税務支援は単純に会場に行って拘束されるのが面倒だったり、よくわからない質問がきたらどうしようといった不安もありマイナスに思うところがないとは言い切れません。
でも、普段接しない納税者の方と接するいい機会であり、意外とやってみると楽しいのも事実です。
少しですが、お小遣いもいただけますし。わたしのようなものには貴重な収入です。
それに、納税者の方はたくさんいる税理士の中で、たまたまわたしのところに、大切な時間を使って確定申告や税務相談をしに来てくれた方々です。
そう考えると、やるからには真面目に取り組まないとな思います。
■編集後記
税制改正大綱が出ました。
所得の壁絡みの改正と、防衛力なんちゃらの増税が目玉でしょうか。
子育て支援関係の改正もあるようです。
個人的には、生命保険料控除の改正は嫌だなと思います。
これって、夫婦共働きで、扶養に入れていない方の計算でもその扶養の確認が必要とかで、年末調整をする側の負担が大きくなるのでしょうか。
あと、ローン控除もこれはそもそも論で新築の場合認定住宅等に限定される点が解せないなあと思います。
■一日一新
昭和の焼きめし 食堂のおばちゃん(14) Audible