融資をご検討されているお客様から、「いつ申し込みをしたらいいか」とご相談をいただくことがあります。
一応、融資を申し込むタイミングにもセオリーがあるかなと思っています。
まずは「税務申告が終わったあと」が王道
融資を申し込むタイミングとして、まず思い浮かぶのが税務申告後です。
決算報告の流れで融資を申し込むのは、銀行にとっても非常に自然です。
というのも、銀行は基本的に決算書をもとに会社を評価するからです。
そのため、最新の決算書が完成している申告直後は、銀行側としても判断がしやすいタイミングといえます。
「自分から借りたいと言わない方がいい」といった話を耳にすることがあります。
もちろん極端に受け取る必要はありませんが、銀行から声がかかるような決算書をつくり、その流れで融資の提案を受けるのは、たしかに理想形のひとつでしょう。
実際、銀行としても、良い決算を出している会社には融資をしたいものです。
そう考えると、申告直後というのは、融資を申し込むタイミングとしては王道なのかなと思います。
決算以外なら「黒字でお金がある時期」
決算以外のタイミングで融資を申し込むのであれば、黒字のタイミングがひとつの目安になります。
もっといえば、「お金があるタイミング」と考えてもいいかもしれません。
決算からある程度時間が経てば、銀行から試算表の提出を求められることがあります。
その際、赤字よりは黒字、資金繰りが厳しいよりはお金に余裕がある状態のほうが、当然ながら印象は良くなります。
もし「今期は最終的に赤字になりそうだな」と見えているのであれば、まだ数字が悪化していない段階で融資を申し込む、という考え方もあります。
ただし、試算表についてはタイムリーであることも重要です。
たとえば、「3か月前は黒字だったから、その試算表だけ出そう」というようなことは、基本的には通用しません。
銀行としては直近の状況を確認したいので、最新の数字が求められます。
だからこそ、融資を申し込むタイミングと、直近の試算表の数字が良いタイミングをうまく合わせる。
このあたりがひとつのポイントなのかなと思います。
結局は「今ある手札で最善を選ぶ」
ほかにも、銀行側の都合に合わせるという考え方もあります。
たとえば、銀行にも決算のタイミングがありますので、その時期は融資に積極的になるケースもあります。
そういった事情を踏まえて動く、というのもひとつです。
一方で、現実には「タイミングなんて考えていられない。今すぐお金が必要」という場面も当然あります。
この点については、本来はそうなる前に、早め早めに動いておくことが大切なのだと思います。
また、最近であれば、「金利が上がる前に早めに借りておきたい」という考え方もあるかなと。
ここまでいろいろ理屈を書いてきましたが、結局のところ「融資を申し込む絶好のタイミング」というのは、ひとつではないように思います。
会社の状況、銀行との関係、手元資金、今後の見通し。
その時点で持っている手札の中から、できるだけ良いタイミングを選ぶ。
そして、「なぜ今申し込むのか」を自分なりに整理して納得する。
それが、大事なのかなと思っています。
■編集後記
今日は夕方になるにつれて雲行きが怪しくなり、雷も鳴り始めました。
天気予報ではくもりだったのですが。
今の時期は、そこまでこういう天気は多くないように思います。
今年も異常な天気の日が多くなるのでしょうかね。
■一日一新
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