今でも、いわゆるタンス預金がたくさんあるご家庭も少なくないと思います。
タンス預金は税務署にバレる以前に、注意したいことがあるかなと思います。
バレる・バレないはケースによる
タンス預金だからといって、必ず税務署に把握されるわけではありません。
たとえば、何十年も前から少しずつ現金を引き出して保管していた場合、その全額を税務署が把握したり、申告漏れとして指摘をすることは簡単ではないでしょう。
一方で、相続税の調査では、亡くなった方のこれまでの収入や申告された財産、生活状況などを総合的に確認します。
そこで辻褄が合わなかったり、多額の現金を引き出しているにもかかわらず、その使い道に合理的な説明ができなければ、「現金として保管していたのではないか」と判断される可能性があります。
つまり、「必ずバレる」とも「絶対にバレない」ともいえず、個別の事情によるというのが実際のところです。
とはいえ、「バレないだろう」と考えて申告しないのは、やはりリスクが高いです。
そもそもタンス預金であっても、亡くなった方の財産であれば相続財産として申告するのが原則です。
少し極端な言い方をすると、本気で隠そうとするのであれば、税務署だけでなく、相続人や税理士にも分からないようにしなければ成り立ちません。
だからこそ、現実的な相続対策とは言いにくいのかなと思います。
相続人が困る時代になってきた
タンス預金がバレるかどうか以前に、わたしが気になるのは、税金よりも、それを相続した相続人の負担です。
今でもキャッシュレス決済が普及していますが、さらに10年、20年と経てば、さらに普及していくはずです。
まあ、20年後くらいなら、まだまだ現金も現役だと思いますが、それでも相続人からしたら、使うのにちょっと困ることはある程度想像できる気がします。
また、銀行へまとめて預け入れれば、「なぜこれだけの現金を持っていたのか」という説明が必要になる可能性もあり、相続人に余計な負担を強いる可能性もあるかもしれません。
もちろん、そういったことで、税務署が調査を始めるとは限りませんが、相続人に余計な心配や手間をかけることになると思います。
それに、自宅に多額の現金があること自体、防犯面で心配です。
最近は高齢者を狙った強盗事件も多いですし、多額の現金を自宅に置き続けることは以前よりリスクが高くなっているように感じます。
これからの時代は資産の持ち方も考えたい
さらに、現金はインフレに弱い資産です。
物価が上がれば、同じ1,000万円でも買えるものは少なくなります。
そこで、「投資をしたら」という話になるのですが、たとえばタンス預金として置いておく予定のお金であれば、低コストのインデックス型の投資信託などを活用するのも一案かなと思います。
あるいは、子どもや孫に贈与して、投資や生活費などに使ってもらうという方法もあるでしょう。
もちろん、投資には価格が下がるリスクがありますので、誰にでもおすすめできるものではありませんが。
ただ、現金をそのまま自宅に置いておくことには、インフレのリスクがあります。
そう考えると、様々なリスクを負ってタンス預金を続けるよりも、資産を有効に活用した方が、結果として相続税などの負担があったとしても、手元に残る財産が多くなるケースもあるのかなと思います。
いずれにせよ、タンス預金は「相続税がバレるかどうか」が話題になりがちです。
ですが、これからの時代は税金だけではなく、利便性や資産価値、防犯なども含めて考えることが大切かなと思います。
■編集後記
今日は2回目のパーソナルトレーニングの日でした。
全身を満遍なく鍛えてきました。
帰りにスーパーで鶏むね肉を買い、適当にソテーして食べました。
なんだか「筋トレをしている人」っぽくて、一人で満足しています。
■一日一新
パルシステムのポテトチップス(琉球あおのり)

