最近、お客様を見ていると、銀行融資の金利が上がっている実感があります。
実際、「今回の金利は高いですね」と漏らされる方も少なくありません。
もちろん、金利が上がるのは嬉しい話ではありません。
ただ、「高い」という感覚だけで判断するのではなく、まずは具体的な数字で計算してみることも大切です。
まずは実額で考えてみる
融資の話になると、「1%も上がった」「前よりかなり高い」という会話になりがちです。
ですが、まずは実際にいくら負担が増えるのかを計算してみましょう。
たとえば、1,000万円の折り返し融資を受けるケース。
コロナの頃は1%で借りられていたものが、今回の銀行の提案では2%になっていたとします。
このとき、「1%も上がった」と考えるとかなり高く感じます。
しかし、実際に計算すると、
・1%なら年間利息は10万円
・2%なら年間利息は20万円
です。
もちろん、10万円増えるのは負担です。
ただ、実額として見てみると、「1,000万円を借りれて年間20万円なら、そこまで高いわけではない」と感じる方もいらっしゃると思います。
さらに、利息は経費になります。
その分税金が下がりますので、実質的な負担額はもう少し軽くなります。
もちろん、「経費になるから気にしなくていい」という話ではありません。
それでも、割合の印象だけでなく、実際にいくら負担するのかを冷静に見ることは大切です。
日割りで考えると見え方が変わることも
それでも「年間20万円は高いな」と感じる場合は、さらに日割りで考えてみる方法もあります。
年間20万円の利息であれば、1日あたりにすると約550円です。
つまり、1日500円ほどで1,000万円の融資を受けられている、とも考えられます。
もちろん、業績が厳しいときには、その500円ですら重く感じることはあります。
ただ、融資には「安心を買う」という側面もあります。
手元のお金に余裕があることで、
・急な支払いに対応できる
・売上の波に耐えられる
・精神的に落ち着いていられる
といったメリットもあります。
また、チャンスがあったときに、積極的に行動ができるということも。
そういったメリットを、1日500円程度で確保できるのであれば、決して悪い話ではないかもしれません。
融資は「借りられるときに借りる」が基本
そして、融資で大事なのは、結局のところ「借りられるときに借りる」ということです。
資金繰りに余裕があるときは銀行も貸しやすい。
一方で、本当にお金が必要になったタイミングでは、逆に借りられなくなることも珍しくありません。
「今は大丈夫だから借りない」という判断が、後で苦しくなるケースもあります。
また、銀行融資は実績づくりの側面もあります。
借りて、返して、また借りる。
その積み重ねが、銀行との信頼関係につながっていきます。
金利だけを見ると高く感じる時代になってきました。
ですが、割合の印象だけで判断せず、実額や日割りに落とし込んで考えてみる。
そうすると、融資の見え方も少し変わってくるかもしれません。
■編集後記
今日は妻の実家がある三重県へ来ています。
夕食はうなぎでした。
わたしはずっと、関東系の蒸したうなぎしか食べたことがなかったのですが、妻と結婚してから関西系のパリッと焼いたうなぎを食べるようになりました。
以来、うなぎは関西系の方が好きです。
久しぶりに関西系のうなぎを食べましたが、やはり美味しいですね。
提供が早いのも、個人的にはいいなと思います。
■一日一新
つたや(うなぎ)
息子と一緒にドーミーイン宿泊

