ぼちぼち所得税の確定申告の仕事を始めています。
そこで、ちょっとつまづいたというか判然としないことがあったのでそのことを記事にしてみようと思います。
想定外の予定納税が発生
ぼちぼち所得税の確定申告の資料が揃い始めてきたので、できるところから申告書の作成に取り掛かっています。
手始めに、軽いところからということで、会社から事務所家賃をとっている社長の給与と不動産所得の申告書を作成したのですがここで予想外のことが起きました。
2024年は定額減税があったせいか、2025年分の予定納税の計算で税額が発生してしまうようです。
不動産所得は100万くらいで、税率も10%のラインなので通常なら申告による納税額は10万ほどとなり予定納税は不要となるのがいつものパターンです。
しかし、今回は定額減税の影響で源泉徴収票の税額が0(この方は扶養が多くて減税額が高め)となり、結果的に給与所得と不動産所得の合計に対する税額で予定納税の判定をするような形になってしまいました。
予定納税は税務ソフトが自動で判定と計算をしてくれるので、その結果を見て気付いたしだいですが、たしかにネットで調べてみても特に計算の不備はなさそうです。
モヤっとしますがこのお客様は2025年分に限って予定納税がありそうです。
年末調整の段階で定額減税で控除した金額は源泉徴収をした金額としてカウントしてくれればこのような計算結果にはならないはずですが。。
たぶん現状公表されている取り扱いの範疇だとこのような計算になってしまうのかなと思います。
2024年分の確定申告をすると2025年はイレギュラーな予定納税があるかもしれないから注意しよう
未だに判然としませんし、わたしが見落としている案内等があるかも知れませんが、税務ソフトの自動計算の結果でもあります。
腑に落ちませんが、お給料や年金について年内に定額減税を受けていて確定申告をすると、2025年分に限っては普段納めることのない予定納税が生じたり、予定納税の金額がいつもより増えるという結果になりそうです。
予定納税の通知の時期になる頃には別の対応の案内等が出てくるかも分かりませんが。
一応、減額申請の手続きをすれば、源泉徴収税額も見積もりで計上できるはずなので、それで回避もできそうですが。
わざわざそんなことをするのもなと思うので、お客様には予定納税が発生するようならそのまま納税してもらうつもりですが。
どのみち還付予定なので、それなら取り扱いをうまい具合に調整してくれるといいのですがどうなんでしょうかね。
この点はちょっとアンテナを張っておこうと思います。
まとめ
今回は2025年分の予定納税の計算で気付いたことを書いてみました。
実際どうなんでしょうか。
一応、わたしがこの辺の案内を見落としていて、税務ソフトの会社も計算を間違えている可能性もなくはありませんが。
どのみち還付予定なのにわざわざ予定納税をするのも非効率だと思いますが、1年だけということでスルーされてしまうのでしょうか。
■編集後記
最近息子の離乳食の量を増やしてミルクの量を減らすようにしています。
なるほどこれが離乳食かと実感しています。
■一日一新
フェルメールブレンド(しば犬)