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「上手くやるから」と言われたときに考えていること

仕事

税務相談の現場でときどき聞く「上手くやるから大丈夫です」という言葉。
この一言、少し慎重に受け止めるようにしています。

「上手くやるから」はそのまま受け取らない

「上手くやるから」と言われたとき、そのまま受け取ることはあまりありません。
むしろ、その後に続きがちな「先生に迷惑はかけないので」という言葉も含めて、
少し注意が必要なサインだと感じています。

というのも、この言葉の裏には「グレーなことをする前提」が含まれていることが多いからです。
また、そのリスクについて十分に認識できていないケースも少なくありません。

もちろん、すべてがそうとは限りませんが、税理士としては慎重に向き合う必要があると考えています。

実際、以前「上手くやるから、顧問になってほしい」といったご相談をいただいたことがありますが、
わたしの危ないセンサーが働き、お断りしました。
結果的には、自分を守る意味でもよい判断だったと思っています。

自己責任でやる分には自由だが線引きは必要

一方で、こうした考え方自体をすべて否定するつもりはありません。

リスクを理解したうえで、自分で判断して行うのであれば、それは一つの選択だと思います。
申告納税制度でもありますしね。

たとえば、判断が分かれるようなグレーな論点について、自分で調べたり、友人・知人といった誰かに聞いたりすることもあるでしょう。
最近ではAIに聞いて判断するケースも増えていますが、それ自体は一つの手段としてありだと思います。

ただし、売上のちょろまかしのような明確にNGな行為は論外です。
あくまで「解釈の余地がある範囲」での話であり、その線引きはしっかり意識する必要があります。

税理士として受けられない仕事もある

問題は、その前提のまま申告の仕事を求められてしまうケースです。

「自分は上手くやるから」という前提のご依頼は、難しいことが多いです。
その申告に関与する以上、責任の一部は税理士にも及ぶからです。
内容によっては、資格がはく奪されるリスクもあります。

極端な話、資格をかけてまで引き受ける仕事かと問われれば、答えはNOです。
だからこそ、そういったニュアンスを感じた時点で距離を取ることは、自衛の一つだと思っています。

わたしは、「上手くやるから」という言葉を、そのまま信用することはありません。


■編集後記
今日もライオンズが勝ちました。
いつの間にかチーム打率、チーム防御率ともにリーグ1位のようです。

打率のほうはそのうち落ち着くとは思いますが、今はチーム全体の調子が良いですね。
この流れのまま、できるだけ勝ちを重ねて交流戦を迎えたいところです。

■一日一新
息子と一緒に、つるせ西ゆうゆうの丘公園