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給付だけ先行する「給付付き税額控除」に思うこと

税金

最近、「給付付き税額控除」という言葉をニュースで見かけることが増えました。
わたしはあまりニュースを見ないのですが、それでも議論が進んでいることくらいは耳に入ってきます。

給付だけ先に進む流れへの違和感

最近のニュースなどを見ていると、どうも税額控除の導入はかなり大変なので、まずは給付だけ先行して行う、という方向で議論が進んでいるようです。

たしかに、税額控除の導入が簡単ではないことは、なんとなく理解できます。
なので、当座の対応として現金給付を行う、という考え方自体は「まあ、そういうものかな」と思います。

ただ、それなら「給付付き税額控除」とは切り離して、単純に「一律〇万円給付」とした方が分かりやすいのでは、とも感じます。
そして、「給付付き税額控除」については、別に〇年後の導入を目指して議論を進めればいいのではないか、と。

ネットで見出しを流し読みした程度の理解なので、アレですが、なんだかまた「定額減税」のときのようなことになりそうで、それは嫌だなと思います。

大学時代の「給付付き税額控除」の記憶

給付付き税額控除という言葉自体は、実は昔からあります。

というのも、わたしが大学生の頃、卒論を書く際に大学の図書館で税金の本を読んでいたときにも、この制度の解説があった記憶があります。

給付付き税額控除を導入する理由というかメリットとしては、たしか「所得控除」は所得税率が高い人ほど恩恵が大きくなるので、所得控除を増やすよりも、税額控除という実額で調整した方が公平性が高い、という考え方だったと記憶しています。

さらに、税額控除で引き切れなかった分を給付することで、そもそも税負担がない人でも一定の支援を受けられる。
そんなことが書かれていて、妙に納得したのを今でも覚えています。

まあ、かなり昔の記憶なので、ほかにもいろいろな論点はあると思います。
実際、この記事を書く上でGeminiにも軽く聞いてみましたが、さまざまな考え方が出てきました。

いずれにせよ、「所得控除中心の仕組みを見直す」という発想が、やはり重要なのは変わらないのかなと思います。

シンプルな制度にしてほしい

それで、この理解が大きく間違っていないのであれば、本来の給付付き税額控除は「所得控除の整理」とセットで議論されるべきものなのだと思います。

つまり、「税額控除や給付をどうするか」だけでなく、「今ある複雑な控除制度をどう整理するか」まで含めて考える必要があるように思います。

もっと言えば、所得税法の中で、今の国民一人ひとりの応能負担をどう表現していくのか。
その方向性を、まずはカチッと決める必要があるのかなと。

ただ、ここ数年の基礎控除などをめぐる改正を見ていると、その辺りの議論がちゃんと進むのか、やはり心配になってしまいます。

既存の所得控除はそのまま、あるいは場当たり的にさらに複雑化していき、その上で追加的に給付付き税額控除が導入される、ということにはなってほしくないなと思います。

「税金は国家を表す鏡」という言葉を何かで読んだ記憶がありますが、給付付き税額控除を本気で導入するのであれば、まずは全体の方向性をしっかり示し、それに基づいて税制を一から作り直すくらいの気持ちで進めてほしいなと思います。

そして、もう少しシンプルな方向へ進んでいってほしいなと思います。


■編集後記
今日はライオンズが勝ちました。
なんだかカナリオ選手がすごいですね。

長谷川選手も、ポカはあったにせよ絶好調ですし、こうなってくると西川選手の出番が本当にありません。

球団としては、西川選手にはチームの顔になってほしいでしょうから、少し複雑な状況でしょうね。

■一日一新
ほそや北朝霞店