作品がヒットしたら、翌年以降の納税に注意しよう

漫画家・同人作家

漫画家や同人作家の方の場合、作品が急にヒットして売上が大きく伸びることがあります。

うれしいことではありますが、売上が増えれば税金や社会保険料にも影響しますので、注意が必要です。

売上が増えれば翌年の納税も増える

作品がヒットして売上が大きく伸びれば、当然ながら所得も増えることになります。

そうすると、それに応じて税金の負担も増えます。

まず、売上が増えた年の翌年3月には、所得税や消費税の納税があります。

その後も、住民税や事業税の納税が続きます。

特に住民税は、前年の所得をもとに計算されますが、税率が10%と意外と高いのと、忘れた頃にきますので負担を大きく感じがちです。

なお、所得税については、いわゆる原稿料や著作権の使用料といった売上がある場合、平均課税という特例を適用することで税負担を抑えられる可能性があります。

一方で、住民税や事業税、消費税には同じような仕組みはありません。

予定納税や国民健康保険にも影響する

もうひとつ注意したいのが、予定納税です。

予定納税は、原則として前年分の所得税額や消費税額を基準に計算されます。

つまり、作品がヒットして所得税や消費税の負担が大きくなった場合、その年の翌年には予定納税も多額になる傾向があります。

また、国民健康保険に加入している方であれば、所得が増えることで保険料の負担も増えます。

この点、漫画家や同人作家の方の場合、文芸美術国保への加入を検討するのも一案です。

所得に応じて保険料が増える国民健康保険とは仕組みが異なりますので、所得が増えてきたら検討していただくようにしています。

売上が増えても使いすぎないように

作品がヒットして売上が大きく伸びるのは、もちろん喜ばしいことです。

ただ、売上が増えたからといって、そのお金をすべて使ってしまうのは避けたいところです。

翌年3月の確定申告の時だけでなく、その後の住民税や事業税、予定納税なども考えておく必要があります。

これからブラックフライデーや年末年始のセールなど、何かとお財布のひもが緩みがちな時期です。

後になって納税資金に困ることがないよう、ある程度のお金は残しておきましょう。


■編集後記
今日は家族でかっぱ寿司へ行ってきました。
お目当ては、キャンペーンのトミカです。
相変わらず、絶妙にシュールなデザインで、わたしは結構好きです。
次のぶりのトミカも、たぶんゲットしに行くことになるかなと思います。

■一日一新
ターレー(足とハサミが動くかに)