倒産防止共済は「節税になる」と聞いて、なんとなく加入を検討していませんか?
たしかにメリットはありますが、事前に考えておきたいポイントもあります。
経費になるが、出口では課税される
倒産防止共済の掛金は、その年の経費になります。
これは非常にわかりやすいメリットです。
一方で、解約時に戻ってくるお金は収入になります。
「返金時に退職金などの経費にぶつければ課税がない」といわれることもありますが、
必ずしもそううまくいくとは限りません。
そもそも、トータルで見れば「経費にした分が、あとで収入になる」構造なので、
損益の総額は変わりません。
退職金との相殺についても、それはあくまで退職金の節税効果であって、
倒産防止共済が万能で魔法のような仕組みというわけではありません。
また、個人でも会社でも、まとまった所得が発生すると税率が上がる傾向があります。
解約時に利益が大きく出ると、思ったより税負担が重くなる可能性もあるため注意が必要です。
お金が拘束されるという側面
倒産防止共済は、掛けたお金が基本的に自由に使えなくなります。
この「お金が拘束される」という点はデメリットでもあり、見方を変えればメリットでもあります。
たとえば、手元にあると使ってしまいがちな方の場合、
あえて拘束することで貯めていく、という使い方もできます。
もっとも、任意解約を選択したり、後述する貸付の制度もありますので、
そこまで、拘束力が強いとも言えませんが。
ただ、資金繰りを安定させるという意味では、
やはり手元にお金を持っておくというのはセオリーと言えるかなと思います。
本来の目的を理解した上で加入を検討する
倒産防止共済は、その名のとおり「取引先が倒産した場合」に、
連鎖倒産や経営難を防ぐための制度です。
具体的には、取引先が倒産した場合、
最高で掛金の10倍までのお金を借りることができます。
つまり、本来は「いざというときの資金調達手段」という位置づけの制度です。
もちろん節税という側面もあり、制度としてもそれを売りにしていますが、
それだけで判断すると、先述のとおり
・出口での課税
・お金が拘束される
といった点に直面し、「思っていたものと違う」と感じることもあります。
倒産防止共済に加入する際には、
資金繰りや将来の出口まで含めて検討することが大切です。
■編集後記
明日はマリオの映画の公開日です。
ヨッシーのポップコーンボックスがあるみたいですね。
6,800円とずいぶん高いですが、
買いはしませんが、実物はちょっと見てみたいところです。
映画自体は来週あたりに観に行こうと考えています。
■一日一新
キャラメルマキアート スタバ

