PR

税理士一家でも相続対策が進まない話

相続

普段、仕事で相続対策についてその必要性や具体案を提案していますが、
こと自分たちの家のこととなると、まったく進んでいません。

それでも、これでいいのかなと考えています。

知識も経験もあるのに進まない現実

わたしの家族は、父が税理士、母がいわゆる有資格者、そして2番目の兄も税理士という、いわば税理士一家です。

しかも全員が税理士試験で相続税を選択し、実務でも相続に関わってきました。
兄に至っては相続専門で仕事をしているほどです。

当然、お客様に対しては生前対策の重要性を伝え、
必要に応じて贈与や財産整理の提案も行っています。
年齢や資産状況に応じて「そろそろ考えましょう」と自然に話す立場なわけです。

ところが、いざ自分の家となると話は別です。
父はもうすぐ70歳、母も65歳を超えており、
一般的に見れば相続対策を始めてもおかしくないタイミングです。

それでも、我が家では具体的な対策はほとんど進んでいません。

我が家で相続対策が進まない理由

ここ数年、たまにですが、実家の相続についても考えたりします。
父くらいの年齢になると、あるとき突然亡くなってしまうことがある、という現実も実感しているからです。

そのため、相続対策が進んでいないことにモヤモヤを感じることもあります。
ただ、具体的な行動にはなかなか移りません。

理由のひとつは、子どもの立場で「贈与してほしい」とは言いづらいという点です。
自分の倫理観としても踏み込みづらく、そうでありたいとも思っています。

また、親の財産はあくまで親のもの、という前提も大きいです。
こちらがコントロールするものではなく、最終的な判断は親に委ねるべきだという感覚があります。

むしろ、仕事を徐々に縮小して、生活や趣味を充実させるためにお金を使ってほしいと考えています。
この点はそれなりの頻度で伝えてはいるのですが、なかなかその気はないようです。

さらに、我が家の場合は財産の多くが金融資産で、不動産は実家程度です。
つまり、相続が発生しても納税資金に困る可能性は比較的低い状況です。
そのため、「今すぐ何かをしなければ」という緊急性も薄いのだと思います。

父や母が本心でどう考えているかは分かりませんが、
わたしの立場から相続対策が進まない理由を挙げると、このような点になる気がします。

無理に進めなくてもいいと思う

先述のとおり、実家の相続対策が進まないことにモヤモヤすることもありますが、
その一方で、無理に進めなくてもいいのではないかとも考えています。

もちろん、贈与などで資金援助をしてもらえれば、うれしいのも事実です。
ただ、結局のところ、親のお金は親自身の生活を充実させるために使ってほしいという気持ちがあります。

また、無理に贈与を進めるよりも、将来的に介護などが必要になった際に、
少なくともお金の面で子どもに負担をかけない状態でいてくれる方がありがたいとも感じています。
それだけでも、子どもの立場としては十分に感謝すべきことだと思います。

もっとも、「息子が大学に入るときに入学金を出してくれたらありがたい」といった、
ことはお願いしていたりしますが。
個人的に下の世代の教育を絡めての贈与は、特に有意義かなと考えていますので、
それくらいはお願いしてもいいかなという感じです。

それでも、税理士としての知識を活かして無理に相続対策を進めなくてもいいのかなと思っています。
仮に将来、相続が発生したあとに「あのとき対策していればこれだけ節税できたね」と兄と話すことになったとしても、きっと納得できるはずです。

というより、そう納得できるようでありたい、そんなふうに考えています。


■編集後記
今日は20日なので、ウェル活をしました。
先月はスキップしていたので、ポイントがわりと貯まっていました。

息子のオムツやティッシュ、アルミホイルなど、いろいろまとめて購入。
JAFの15%オフクーポンもしっかりオムツに適用しました。

単純に実質的な割引率がすごいのでお得ではありますが、
スムーズにお会計が済むと、なぜか謎の満足感があります。
これからもウェル活は続けていこうと思います。

■一日一新
少年と犬 映画