暗号資産については、2028年以降、一部の取引が分離課税になる見込みです。
今後は、暗号資産を保有している方の相続に関わる機会もあるかもしれません。
暗号資産の相続に関わる機会があるかも
わたし自身、今のところ暗号資産を保有している方の相続を担当したことはありません。
ただ、2028年以降に一部の暗号資産の取引が分離課税になる見込みなど、暗号資産に関する税制は変わろうとしています。
暗号資産の位置づけも変わっていくなかで、今後は暗号資産が相続財産に含まれるケースも出てくるかもしれません。
そこで今回は、暗号資産が相続財産にある場合のリスクについて考えてみます。
暗号資産の相続にはどんなリスクがある?
まず、相続人が暗号資産の存在に気付かない可能性があります。
取引所を利用していても、取引所から書類やはがきが届くことは、あまりない印象です。
取引所からのメール等が確認できるような状態ならいいですが、それができないと暗号資産の存在に気付けないことはあるかなと思います。
海外の取引所を利用していれば、なおさら気付きにくいはずです。
また、暗号資産を保有していることが分かっても、取引所のログイン情報が分からなければ、残高の確認や相続手続きに手間がかかります。
このあたりは、暗号資産に限りませんが。
暗号資産特有の問題としては、個人でウォレットを管理している場合、秘密鍵やリカバリーフレーズが分からないと、暗号資産を動かせず、換金も難しくなることが挙げられます。
また、取得価額が分からないと、相続後に売却したときの所得計算で困ることも考えられます。
加えて、暗号資産は相続時の時価で評価するため、相続したときには高額だったものが、その後の値下がりで大きく価値を落としてしまう可能性もあります。
そうなると、相続税を納めるために暗号資産を換金しようとしても、想定していた金額を用意できないことも考えられます。
生前のうちに整理しておく
こうしたリスクに備えるためには、まず、暗号資産を保有していることや、利用している取引所、ウォレットの管理方法などを相続人に伝えておくことが大切です。
取得価額や取引履歴なども、必要に応じて確認できるようにしておきたいところです。
とはいえ、相続人が暗号資産をそのまま相続したいかというと、そうではないケースも少なくないのかなと思います。
そのため、生前のうちに換金してお金にしておくのが手っ取り早いこともあると思います。
もちろん、今後の値上がりを期待して保有するのもひとつの選択肢ですが。
ただ、相続のときに存在に気付かなかったり、換金できなくなったりするリスクを考えると、生前のうちに整理しておくのが無難なのかなと思ったりします。
もし、暗号資産を保有している方から相続のご相談を受けたら、まずはこうした話をするのかなと思っています。
■編集後記
今日はライオンズが負けてしまいました。
これでCS敗退です。
まあ、しょうがないですね。
ドラフトなど、来年に向けた編成に期待していきます。
■一日一新
8番出口

