「会計ソフトの数字は何を見たらいいかわからない」
個人事業主や小さな会社の社長から、そうしたご相談をいただくことがあります。
そういうとき、おすすめしているのは、まず預金残高を確認することです。
お金がなければ事業は続けられない
事業を続けるうえで最も重要なのは利益ではなく、お金です。
たとえ利益が出ていても、預金残高が不足すれば仕入代金やお給料、外注費、税金などの支払いができません。
実際に、黒字倒産という言葉もよく耳にします。
売上が増えると、その分だけ仕入や経費の支払いも増えます。
売掛金の回収より先に支払いが発生することもあり、利益と預金残高は必ずしも一致しません。
そのため、まず「今、口座にいくらあるのか」を把握することが大切です。
数字が苦手でも預金残高なら分かる
会計ソフトの数字(試算表や決算書)を見るのが苦手、という方も少なくないと思います。
もちろん、数字を確認することは大切ですし、それができるに越したことはありません。
ただ、数字に慣れていない方や苦手意識のある方にとっては、なかなかハードルが高いものです。
であれば、とりあえず預金残高だけでも確認してみるといいと思います。
預金残高であれば、スマホやパソコンを開けばすぐに確認できます。
また、毎月同じ時期に残高を確認しておくと、お金の増減も分かりやすくなります。
たとえば、
・先月末は300万円だった
・今月末は250万円だった
という状況であれば、「50万円減った理由は何だろう」と考えるきっかけになります。
そうして原因を探していくと、思わぬ支出やお金の動きに気付くこともあります。
まずは預金残高の推移を確認する、それだけでも十分な第一歩です。
まずはそのくらいの感覚で
数字を見るときは、最初から細かく分析しようとしなくても大丈夫です。
まずは、お金が増えているのか減っているのかを確認する。
そのくらいの感覚で十分だと思います。
具体的には、
・赤字でも預金残高が増えていればひとまずOK
・黒字でも預金残高が減っていれば理由を確認する
そんな見方から始めてみましょう。
もちろん、本来は売上と各種利益、預金残高くらいは確認するのが理想ですし、その先に見るべき数字もあります。
ただ、数字を見るのが苦手な方が、いきなりすべてを理解しようとするのは大変です。
まずは預金残高を見て、「お金は増えているのか、減っているのか」を確認する。
そして、減っているのであれば「なぜだろう」と少し考えてみる。
その積み重ねだけでも、お金の流れへの理解は深まっていくはずです。
■編集後記
スペースXのIPOが話題になっていますね。
わたしもNISAでチャレンジしてみたいなと思いつつ、そうなるとSBI証券を使うことになるので、まずはドルを用意しなければならないようです。
ドルは為替差損益の計算があるため、しばらく手を付けていませんでしたが、久しぶりに買ってみようかなという気持ちになっています。
それにしても、すごい円安ですね。。
もっとも、為替差損益を気にするほどの資金を用意できるわけではありませんが。
それでも、話題のIPOですし、少し夢を見てみるのも悪くないかなと思っています。
■一日一新
UCC TOTONOU

